"BURBERRYS" High density wool stand collar coat

ネーム入り

クラシックかつトラディッショナルな表現法を特徴とし、イギリス王室御用達とされるBURBERRYSより、ブランドを代表する逸品をご紹介致します。

深いトーンの高密度ウールが静かに光を受け止め、余計な装飾を削いだ端正な表情で佇むステンカラーのバランスが美しい、BURBERRYS期ならではのクラシックを映すこちらの逸品。

ラグランスリーブだから肩まわりの可動域にゆとりが生まれ、コートの落ち感が自然に縦へ流れてシルエット全体がきれいに整いますね。そして前身頃は比翼仕立てで、ボタンを隠すことで面の印象が凪いだようにフラットになり、素材の奥行きとロングレングスの直線がより際立つ設計です。

襟はステンカラーならではのロールが柔らかく、最上部のボタンを留めると首元が立ち上がってスタンド気味の表情へ切り替わるため、天候に合わせて機能と見え方の両方を調整できるのが魅力と言えますね。

袖口にはタブが配され、手首のフィットを軽く締められるため、グローブとの相性が良く、所作に節度が生まれます。ポケットはサイドにスラッシュ型で手入れしやすく、口元のボタンが小さなアクセントとなって見え方に品の強弱を添えています。内側は総裏で滑りが良いため、ニットやジャケットの上からでも袖入れがスムーズで、長時間の着用でもストレスを感じにくい仕立てです。

付加価値として、タグが“Burberrys”表記の時代である点は見逃せず、現行“Burberry”へ改称される以前のアーカイブに連なる一着で、同ブランドが得意とするバルマカーン型の原点を実直に体現していると言えます。

主張を抑えたディテールの選び方によって、シーンを問わず格式と静けさを両立させたい方に自然に馴染み、冠婚や移動の多い日など場面が横断する一日にも頼もしさを発揮します。

スタイリングとしては、ハイゲージのタートルニットにクリースの通ったトラウザーを合わせ、足元をレザーのサイドゴアブーツで引き締めると、直線の美しさが生きる端正な佇まいに仕上がります。また、ロングスカートとミニマルなシャツを合わせてウエストに細ベルトを添えると、縦の分量が穏やかに連なってジェンダーレスなエレガンスが立ち上がりますね。

是非この機会に。