–SPECIAL– “Yves Saint Laurent”
2009 Embossed suede Muse Two bag

–SPECIAL– “Yves Saint Laurent” 2009 Embossed suede Muse Two bag

¥108,000
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–SPECIAL– “Yves Saint Laurent”
2009 Embossed suede Muse Two bag
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YVES SAINT LAURENT

–SPECIAL– “Yves Saint Laurent” 2009 Embossed suede Muse Two bag

¥108,000

クチュールメゾンとしての研ぎ澄まされた美意識と、日常へ落とし込める現代性を高い水準で結び付けてきたYves Saint Laurentより、ゼロ年代後半の空気を極めて美しく封じ込めた極上の逸品をご紹介致します。

 

起毛感を帯びたスエードレザーをベースに、爬虫類を想起させる細やかなエンボスを全面へ施すことで、静かな陰影と奥行きをまとった表情に仕上げられているこちらの逸品。フラップ式の穏やかなフォルムに、円形のターンロックと縦に落ちるレザーストラップを重ねることで、柔らかさの中へ確かな緊張感が差し込まれており、Muse Twoというモデルが持つ実用性と造形美の両立が端的に現れていますね。

 

まず目を引くのは、正面の構成が非常に整理されている点にあります。中央へ据えられたシルバー調のターンロックは、単なる留め具として存在しているのではなく、たおやかに波打つフラップの頂点を受け止める要として機能しており、その下へ垂直に配された二本のレザーストラップが全体の重心を落ち着かせています。さらにストラップの根元には小ぶりなスタッズが添えられており、そこへYSLのカサンドラロゴが刻まれている為、遠目には匿名的でありながら、近づいた時にだけブランドの美意識が立ち上がる控えめな主張がとても洗練されています。

 

素材使いもこの個体の大きな魅力で、一般的なスムースレザーの端正さとは異なり、スエード特有の柔らかな光の吸い込み方があることで、バッグ全体に奥行きのあるニュアンスが宿っています。そのうえで表面には爬虫類調の型押しが加えられている為、ふっくらとした起毛感だけで終わらず、視覚的にはシャープで退廃的なムードまで感じさせる仕上がりになっていますね。フェミニンにも、マスキュリンにも振り切らず、あくまで都会的な色気として成立しているところに、ステファノ・ピラーティ期らしいモダンエレガンスがしっかり表れていると言えます。

 

フォルムについても非常に秀逸で、Muse Two特有のやや横長なバランスと柔らかなマチの膨らみが、持った時に堅く見えすぎない余裕を生み出しています。フラップを閉じた状態ではきちんと感がありながら、サイドへ自然なドレープが寄る設計である為、ビジネスバッグのような緊張感には寄らず、日常へ持ち込みやすい軽やかさが備わっています。ハンドルも過度に華奢ではなく、肩掛けした際に自然な弧を描く長さと厚みが確保されている為、実用品としての安心感もしっかりありますね。

 

内装の構造も、このバッグの価値を語る上で欠かせない要素です。画像から確認できる通り、裏地を貼らないアンライニング仕様が採用されており、内部には素材そのものの質感がそのまま広がっています。通常、重厚な見た目のバッグは構造材や裏地によって重量が増しやすいのですが、本個体はレザーの一枚仕立てを活かすことで、見た目の存在感に対して驚くほど軽やかな使い心地へ結び付けている点が実に優れています。中央にはジッパーポケットの仕切りが設けられている為、内部空間を整理しやすく、荷物を分けながら美しい形を保てる構造になっているところも嬉しいですね。

 

このアンライニングの設計は、単なるコストや簡略化の話ではなく、ピラーティ期のYves Saint Laurentが追求した、仕立ての緊張感と日常性の融合を象徴するものだと捉えられます。ラグジュアリーでありながら重たくない、存在感がありながら構えずに持てる、その絶妙な着地こそがMuse Twoをゼロ年代の名作たらしめた理由であり、今見ても古びないどころか、むしろ現代の装いへ自然に溶け込む理由だと言えますね。

 

年代についても、この個体は非常に高い信ぴょう性を持って語ることができます。付属の管理カードに2009 3 197149 CEC5N 188という明確なコードが印字され、さらにYSL SAC MUSE TWOというモデル名、CUIR VEAU、CROUTE DE CUIR CROUTE VELOR、BIJOUTERIE LAITONといった素材構成まで具体的に記載されている為、このバッグが2009年に展開されたMuse Twoであることは極めて確実です。加えて内装タグにはYves Saint Laurent rive gauche表記が確認でき、2012年のブランド名改称以前の個体であることも明確で、単なる印象論ではなく一次資料に近い強い証拠で年代を裏付けられている点に、この個体のアーカイブとしての強さがあります。

 

そして、MOODのスペシャルコレクションとしてこの個体を位置付ける理由は、単に人気モデルであることだけではありません。むしろ価値の核心にあるのは、イットバッグの時代性を背負いながら、その熱狂を越えてなお造形として成立していることにあります。大きなロゴや装飾で時代を語るのではなく、素材の選び方、金具の配置、構造の軽やかさでラグジュアリーを成立させている為、ファッション史の文脈を理解している方ほど、このバッグの完成度に深く頷いていただけるはずです。ゼロ年代後半の空気を記憶しながら、今の静かなモード感にも寄り添う、その橋渡しができることこそが本個体の付加価値だと言えますね。

 

また、表面の型押しスエードという選択も非常に示唆的で、いわゆるクラシックなカーフの端正さとは異なる、少し影を含んだ官能性を持っている為、サンローランが本来備えている退廃とエレガンスの両面を見事に宿しています。にもかかわらず、ターンロックやハンドル、中央仕切りの構造はあくまで実用へ開かれている為、観賞用のアーカイブではなく、今の生活の中でしっかり機能する名品として手に取れるところがとても魅力的です。

 

華やかさを前に押し出すのではなく、良い素材と良い設計で静かに印象を残したい方、そしてモードの文脈を理解しながら日常へ自然に取り入れられるバッグを求めている方へ、特におすすめしたい個体です。ワードローブの中心に置くというより、装い全体の密度を一段上げる存在として効いてくれる為、長く使うほどに選ぶ理由が増していく逸品だと感じます。

 

スタイリングとしては、シャープなジャケットや落ち感のあるコートにトラウザーズを合わせた装いへ添えることで、ピラーティ期の都会的な端正さを自然に想起させるバランスに仕上がりますし、滑らかなシャツやミニマルなドレスに合わせれば、このバッグが持つ柔らかさと緊張感の両方が美しく引き立ちます。あるいは、上質なニットやストレートなボトムスにロングブーツや品のあるレザーシューズを合わせるような、力みのないスタイルへ落とし込むのもとても素敵で、サンローランらしい知的な色気を静かに滲ませてくれる逸品となっております。

 

是非この機会に。

サイズ・寸法
縦 24.8cm 横最大 30.4cm マチ 17.5cm 持ち手 43cm
素材
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