"CELINE" 80's-90's Square silhouette gold parts design leather hand bag

フラップ上部傷あり

ベーシックかつ洗練されたデザイン性、高品質なレザー使いが高く評価され、近年ではジェンダーレスに支持され、今なおファンを増やし続けているCELINEより、スペシャルな逸品をご紹介致します。

1980年代後半〜1990年代初頭頃のオールドセリーヌに位置付けられるハンドバッグであるこちらの逸品。

当時のCELINEは、現在のミニマルな印象とは少し異なり、パリの良家を思わせるクラシックで力強いエレガンスが全体を支配していた時代で、その空気感がこのバッグにもはっきりと宿っていると言えますね。

外側はきめ細やかなレザーを用いた端正なスクエアシルエットで、余計な装飾を排したフラップに、ゴールドプレートの金具を一つだけ配することで、凛とした緊張感を保ちながらも、持ち手のカーブやステッチの細やかさが柔らかさを添えるバランスに仕上がっております。

フロント中央の金具は、ゴールドプレートに丸みのあるホールをくり抜いた象徴的なデザインで、その下に小さなリングを重ねることで、鍵穴のような表情とジュエリーライクな輝きを両立させているのが印象的です。

また、ハンドルの付け根から伸びるチェーンチャームは、適度なボリュームのコマを連ねたデザインで、動くたびにさりげなく揺れ、クラシックなスクエアフォルムに遊び心とリズムを与えてくれます。ハンドルはやや太さを持たせつつも手に馴染みやすい厚みに整えられており、荷物を入れた際にも安定して持てる構造になっている為、見た目の端正さと実用性を高い次元で両立していると言えますね。

一方で、フラップを開けると現れる内装は、鮮やかなレッドレザーで統一されており、外観の落ち着いた表情との対比が非常にドラマティックで、知的で静かな印象の中に情熱を秘めたパリジェンヌのような物語性を感じさせる設計となっております。

細部までレザーで仕立てられた内側は、底面までしっかりと張りがあり、自立性に優れている為、書類やポーチを入れても型崩れしにくく、日常使いのビジネスシーンからフォーマルな場面まで安心してお持ちいただけます。「M 14」といった刻印は、当時の職人による管理番号であり、大量生産ではないオールドセリーヌならではの丁寧なものづくりの証としても魅力的な要素となっております。

スタイリングとしては、構築的なジャケットと端正なスラックスに合わせて、ビジネスシーンでも品格のあるバッグとして主役に据えていただくのはもちろん、シンプルなワンピースや落ち感のあるシャツとストレートパンツの装いに合わせて、装い全体を引き締めるアイコンとして取り入れていただくのもおすすめです。

是非この機会に。