VIKTOR&ROLF
"VIKTOR&ROLF" Sculptural lapel melton coat
クチュールで培った誇張と構築の感覚を、日常のワードローブへ落とし込む設計力で知られ、仕立ての端正さにユーモアと違和感を忍ばせながら現代のエレガンスを更新してきたVIKTOR&ROLFより、彫刻的な襟周りの設計が際立つコートの逸品をご紹介致します。
深いブラックのメルトン調生地をベースに、光を吸い込むようなマットな面構えが一枚で佇まいを整えてくれる、端正さと実験性が同居したバランスであるこちらの逸品。
まず目を惹くのが、幅を持たせたラペルに加えて、首元へ重なるように設計されたもう一枚のレイヤーで、視覚的には襟の陰影が強まりながら、着用時には胸元まで風を逃しにくい構造へ繋がる為、造形と実用が同時に成立していますね。フロントはシングルのボタン列でミニマルにまとめつつ、上部に補助的なボタンポイントを残すことで留め方に変化を持たせられ、気温やインナーの厚みで表情を調整できるのも、この個体ならではの気の利いた付加価値と言えますね。
素材は起毛感が控えめで密度の高い質感に見え、輪郭が崩れにくい為、肩から身頃へ落ちるラインが端正に保たれやすく、モードな空気を纏わせながらも過度に演出しすぎない点が魅力です。袖口にはストラップを備えており、手元の締まりを作れるだけでなく、コート全体の直線的なムードに小さなアクセントが生まれる為、黒の面を単調に見せません。腰位置のポケットも縦のラインを邪魔しにくい設計で、前を閉じた際のシルエットがすっきり見えるよう配慮されています。
背面にはヨーク状の切り替えとセンターのボタンディテールが確認でき、クラシックなレインコートやミリタリー外套の文法を引用しながら、余白の分量を端正にコントロールしている印象で、VIKTOR&ROLFが得意とする再構築の視点が自然に現れていますね。
日常に落とし込むなら、ただベーシックな黒いコートとして扱うより、襟のレイヤーが作る陰影を主役に据えることで、装いの情報量を抑えたまま格を上げられますので、主張は控えめにしたいけれど普通には見せたくない方へ特におすすめです。
スタイリングとしては、上質なスラックスやミニマルなロングスカートで縦のラインを揃えると、構築的な襟周りがより引き立ちますし、ニットやシャツをシンプルに合わせて素材の静けさを揃えるのも綺麗にまとまります。加えて、レザーの小物や端正なブーツで質感を一点だけ締めると、ジェンダーを問わず凛としたムードへ着地しますね。
サイズ・寸法
素材
(SHELL)WOOL100%(LINING)ACETATE100%
配送について
注文後、原則7日以内に配送いたします。
基本的に月・金に前日までのご注文分について発送作業を行なっております。
国内の配送料は以下地域を除き無料です。
北海道・沖縄県への配送については別途¥500の配送料がかかります。
海外配送の送料は注文ページでご確認ください。
支払い方法について
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