"BOTTEGA VENETA" Daniel Lee period wide tapered slacks

イタリア・ヴェネト地方の熟練した革職人の

伝統、クラフトマンシップに深く根ざすクリエイティブをコンセプトとするBOTTEGA VENETA

より、仕立ての美しい逸品をご紹介致します。

ミニマリズムと構築美を極限まで高めた、同ブランドの静謐なラグジュアリー精神を体現しているこちらの逸品。

素材には、高密度に織り上げられた上質なウールベース生地を使用しており、肉感がありながらもしなやかに落ちるドレープ性を備えているため、身体の動きに寄り添うような美しい線を描いてくれる仕様となっております。内側にはパイピングが贅沢にあしらわれており、スーツブランドが仕立てるオートクチュールに匹敵するような丁寧な内装処理が、ブランドのクラフツマンシップを雄弁に物語っています。

ウエストからヒップラインにかけては柔らかく沿わせ、裾にかけてシャープに絞られたテーパードシルエットとなっているため、履くだけで視覚的に脚が長く、端正に整った印象を与えることができる仕上がりです。フロントには深めのタックが隠し込まれており、動作時にも生地がもたつかず、立体的で洗練された表情を保ってくれる設計である点も魅力のひとつです。

ブランドタグには“UNIFORM”の文字が添えられており、これはダニエル・リー期のボッテガ・ヴェネタにおけるワードローブ提案の一環で、日常着としての完成度を極めたベーシックピースであることの証左でもあります。モード性に傾倒することなく、静かに緊張感を纏った仕立てにこそ価値を見出せる方にこそ相応しいアイテムと言えます。

無駄を削ぎ落とした先に残された、純度の高いエレガンスを日常の装いへと落とし込める、極めて完成度の高い逸品となっております。

スタイリングとしては、シルクシャツやボリュームのあるハイゲージニットと組み合わせ、あえて抑制的な色数でまとめることで、その静謐さと構築性が際立ちます。スラックスながらもメゾンの思想を色濃く反映した構築バランスは、ジェンダーを問わず、凛とした佇まいを求める全ての方にご提案したい一着となっております。

是非この機会に。