"NUMBER (N)INE" Vintage washed denim jacket

ロックカルチャーやアメリカンヴィンテージをベースに、繊細な解釈とモード的な再構築を加えた独自のスタイルが特徴であるNUMBER (N)INEより、洗練されたカジュアルさが魅力の逸品をご紹介致します。

色褪せた空のように柔らかく、そしてどこか静謐な佇まいを纏っているこちらの逸品。

ナンバーナインブランドの中でも「DENIM」ラインにあたる本作は、装飾を抑えた正統派のフォルムでありながら、独特のフェード感と青の深度の美しさによって、シンプルかつ確かな個性を刻んでいます。

ヴィンテージライクなウォッシュ加工は、無骨さではなくむしろ優しさをたたえており、硬質すぎない風合いが身体に馴染むことで、着用者の表情をやわらかく引き出してくれます。そして、縦に走るダーツのような切替線が、フロントの表情に静かなリズムを与えており、タフな素材に繊細な陰影を宿らせていますね。

やや細身に整えられたシルエットは、いわゆるワークウェア的な無骨さを避けつつ、レイヤード次第でシャープにもリラックスにも仕上げられる汎用性を持ち合わせており、スタイリングにおいて“デニム＝カジュアル”という単一的な解釈を軽やかに覆してくれます。

日常の延長線上に静かなるモードを忍ばせたい方や、デニムという素材に対して新たな距離感を持ちたい方に特におすすめで、派手さではなく“質感”や“線の美しさ”といった要素に敏感な方にとっては、ワードローブの芯として活用して頂ける逸品となっております。

スタイリングとしては、細身のブラックスラックスに繊細なタートルネックを合わせたり、レザー調の深みあるトーンを差し込んで、都会的で洗練された空気を引き出すのがおすすめです。また、インナーにサテンやリネンなど、軽やかな異素材を選ぶことで、ジャケットのラフさと知的さがバランス良く共存し、性別を問わずジェンダーレスな品の良さが際立ちますね。

是非この機会に。