"PRADA" Structured top handle leather bag

革劣化有り

ミウッチャ・プラダによって確立された、「日常を贅沢に飾る」の通り、ヘルシーかつ機能的なデザインながらも多くのスタイルやシーンに適合するPRADAより、端正なフォルムを誇る逸品をご紹介致します。

艶やかなレザーを贅沢に使用し、極めてミニマルな意匠のなかに控えめな気品と強さを封じ込めたこちらの逸品。

しっとりと手に馴染む滑らかなレザーの表情は、陰影を含んだ光を受けてほのかに鈍く光り、その質感の豊かさによって、余計な装飾性に頼らずとも視線を惹きつける構築美を宿しています。エッジの効いたスクエア型のフォルムは、クラシカルでありながらもどこか潔い現代性を感じさせ、ボディに刻まれたごく控えめなロゴプレートが、静謐な存在感に確かな説得力を添えています。

また、内装には織り柄を施したPRADAのモノグラムライニングが用いられており、開けたときにだけ現れるその意匠が、内面の美しさを大切にするような所作に繋がり、持ち主の感性をさりげなく映し出してくれます。ジップ付きのコンパートメントを備えているため、構造としても整理が効きやすく、実用性にも優れた仕立てとなっていますね。

ハンドルは細身ながらもしっかりとした厚みが設けられており、手持ちでも腕掛けでも安定して持ち運びやすく、底面のマチ幅によって、見た目以上に収納力がある点も魅力と言えます。

こうした端正なバランスのなかにわずかに揺らぎを許したフォルムは、あくまで“仕立ての良い道具”としての在り方を前提としながらも、持ち主の個性を静かに引き立てるという意味で、極めてMOODらしい気配を纏っております。

スタイリングとしては、光沢を抑えたウール素材のスラックスや、繊細な編地のニットを合わせることで、エレガントかつジェンダーレスな空気を宿したスタイルが完成しますし、質感に奥行きのあるシルクシャツやレイヤード用のジャケットなどと合わせていただくことで、より現代的な洗練を演出できます。

是非この機会に。