GUCCI
–SPECIAL– “GUCCI” 2016-2022 Bow embellished chain shoulder bag
1921年の創業以来、馬具由来の端正なクラフツマンシップを礎にしながら、その時代ごとの欲望や装飾性をラグジュアリーへ昇華してきたGUCCIより、アレッサンドロ・ミケーレの美学が濃密に結晶した極上の逸品をご紹介致します。
アンティークジュエリーのような装飾を端正なボックスフォルムへ落とし込んだ、非常に完成度の高いこちらの逸品。
年代については、内装にデータマトリクスが印字された黒いセキュリティタグが確認できることに加え、白黒モノトーンで統一された付属カード類や保存袋の仕様が2015年以降のGUCCIのパッケージデザインと一致している為、2010年代前半以前のヴィンテージ個体ではなく、アレッサンドロ・ミケーレが手掛けた2016年以降のプロダクトとして捉えるのが自然ですし、さらにフロントのリボン、パール、インターロッキングG、アンティーク調チェーンという複数の意匠が同時に成立している点まで踏まえると、ミケーレ期中盤の装飾性が最も強く現れていた時期の空気感と高い整合性を持っていると言えますね。
造形としては、ベースが極めて端正なスクエア寄りのフラップバッグである為、装飾の量感に対して全体が決して散漫に見えず、むしろ整った輪郭があることで各ディテールの存在感がより際立っています。ボディにはブラックのスムースレザーが用いられており、光を受けた際に過度な艶で主張しすぎない落ち着いた表情を見せる為、装飾が多いにもかかわらず品位を失わない点が非常に秀逸ですし、この静かな土台があるからこそ、フロントのメタルリボンやパール使いが単なる可愛らしさではなく、どこか儀式的な華やかさとして立ち上がっています。
中心意匠となる立体的なメタルリボンは特に見逃せないポイントで、一般的なフェミニンモチーフの滑らかなリボンとは異なり、あえて槌目のような凹凸や不均一な面感を持たせている為、甘さの中へ彫刻的な強さが差し込まれています。つまりこちらは、ただリボンを飾っているのではなく、ロマンティックな記号を重厚な金属表現へ置き換えることで、GUCCIらしい折衷主義を視覚化していると言えますし、中央に配されたGGロゴ入りのパール状モチーフが、その装飾をブランドのシグネチャーへときちんと接続していますね。
その周囲に配されたパール調パーツも実に巧みで、単体ではクラシックな装飾のはずが、フラップの波打つようなカットラインと組み合わさることで、まるでコスチュームジュエリーをそのままバッグへ移植したような印象を生み出しています。さらに小ぶりなスタッズをあえて点で散らすことで、丸みのあるパールだけでは出せない緊張感が生まれており、甘さと硬質さが拮抗する構成になっている点も非常に完成度が高いです。ミケーレ期の魅力は、装飾を足すことそのものではなく、異なる時代感や異なる温度の要素を同じ画面に共存させる手腕にありますが、その美点がこちらには明確に宿っていると言えます。
ストラップに用いられた太いアンティークゴールド調のチェーンも、見た目以上に大きな役割を担っています。チェーンが細いと装飾全体が散って見えやすいのですが、こちらはしっかりとしたボリュームがあることで、フロントのリボン意匠と釣り合い、バッグ全体の迫力を下支えしていますし、肩に掛けた際にはレザーの静けさと金属の重みがコントラストを作る為、装いの中でジュエリーの延長として機能してくれます。バッグでありながら装身具的でもあるという二面性は、この個体の大きな付加価値ですね。
内装は生成りのキャンバスで切り替えられており、外装の濃密な装飾性に対して内側は意外なほどクリーンに整えられている為、開いた瞬間に呼吸が生まれるような軽さがあります。この内外の緩急も非常に美しく、外では物語性を強く語りながら、内側では現代的な実用性へきちんと戻してくれるので、日常で扱いやすいラグジュアリーとして成立している点は見事です。見せる為だけのバッグではなく、使うことまで計算された構成であるからこそ、長く愛用する対象としても説得力がありますね。
そしてこちらをMOODのスペシャルコレクションとして位置付ける理由は、単に華やかで目を引くからではなく、2010年代後半のGUCCIがファッションの価値観そのものを塗り替えた、その中心思想を非常に分かりやすく、なおかつ高密度に体現しているからです。ミケーレは、古いものと新しいもの、本物らしさと演出、上品さと過剰さを対立させずに同居させることで、従来のラグジュアリー像を更新しましたが、このバッグにはまさにその思想が凝縮されています。アンティーク風の金具やパールで過去を想起させながら、内部には近年ならではのセキュリティタグを備えているという事実も含め、こちらは過去の再現ではなく、過去を引用しながら新しい価値へ作り替えるというミケーレらしい知性そのものを持った個体だと言えます。
華美なバッグとして消費するのではなく、装いの中へ明確な思想や美意識を差し込みたい方へ特におすすめで、ミニマルな装いの中に一点だけ強い物語を宿したい時にも非常に映えますし、反対にクラシックな要素を重ねた装いへ添えた際には、その装飾性が過剰ではなく必然として馴染む為、持つ人の解釈によって何通りもの表情を引き出せるのも魅力です。可愛らしさだけに寄らず、強さや皮肉、遊び心まで感じ取れるバッグを選びたい方の日常にこそ、深く入り込んでくれる存在と言えますね。
スタイリングとしては、端正なジャケットや落ち感のあるシャツにスラックスを合わせた装いへ添えることで、バッグの装飾性が際立ちながらも全体は知的に整いますし、ドレスやスカートのようなクラシックなアイテムと合わせれば、ミケーレ期らしいロマンティックなムードを自然に引き出してくれます。また、上質なコートやシンプルなセットアップに合わせるだけでも、ジュエリーを重ねたような華やかさが加わる為、エレガントさと遊び心を両立したジェンダーレスなスタイルへ導いてくれる逸品となっております。
是非この機会に。
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