3つの街、6つの着こなしから、
貴方らしいスタイルを見つける。
貴方は、どのスタイルがお好みでしょうか?
Paris、London、New York。それぞれの街が持つ歴史やカルチャーを、6つのLOOKへ落とし込みました。
Vintage Collectionのアイテムを中心に、街の服装をそのまま再現するのではなく、その背景にある考え方を現在のワードローブへ置き換える企画です。
同じアイテムでも、組み合わせる街と文化が変われば、役割も印象も変わります。まずは、直感的に惹かれるスタイルからご覧ください。
| CITY | STYLE | 着こなしの考え方 |
|---|---|---|
| PARIS | CLASSIC | 端正な服を、柄とゆとりで柔らかくする |
| PARIS | AVANT-GARDE | 見慣れた服を、比率と構造で新しく見せる |
| LONDON | PUNK | 正統な服を完成させ、その外側へ異物を重ねる |
| LONDON | Y2K | 過去のロックを、暗色と質感で現在へ移す |
| NEW YORK | PREPPY | 定番の役割を一か所だけ自分らしく置き換える |
| NEW YORK | STREET | 武骨な日常着へ、気品のある一点を加える |
THE PARIS EDIT
Classic or Avant-garde
パリの魅力は、伝統を守ることと、新しいものを作ることが共存している点にあります。
Classicでは、トレンチ、タイ、スラックスという端正な服を残しながら、フィットを緩め、同系色の柄を重ねています。正装を崩すのではなく、街で自然に動ける状態へ柔らかくする方法です。
対するAvant-gardeでは、デニムジャケット、ストライプシャツ、ワイドパンツという日常着を使用。短い上半身と大きな下半身、長いカフスやスリットによって、服そのものではなく比率を変えています。
一方は、形を残して緊張を和らげる。もう一方は、服を残して前提を動かす。
正反対に見える二つのLOOKから分かるのは、パリらしさがアイテムではなく、既にある服をどう編集するかに表れるということです。
柄や小物を細かく組み合わせたい方と、シルエットの変化で個性を出したい方。同じ街を背景に、自分が惹かれる方法の違いを見つけられます。
THE LONDON EDIT
Punk or Y2K
二つのLOOKには、黒、レザー、タイ、重量のある靴という共通点があります。
それでも印象が異なるのは、同じアイテムが別の役割を持っているためです。
Punkでは、グレンチェックのセットアップ、白シャツ、ナロータイによって英国的な正装を完成させ、その外側へ黒いライダースを重ねています。反抗的な記号を増やすのではなく、正統と異物を明確に衝突させる装いです。
Y2Kでは、黒いシャツと暗色のトラウザーズを縦に繋ぎ、褪色したデニムやレザー小物を加えています。タイも正しく結ばず、首へ巻くことでロックアクセサリーへ変更しています。
同じタイでも、一方では秩序を守り、もう一方では秩序から離れる。
一つは、何を壊すかを明確にするスタイル。もう一つは、過去のロックをどこまで残すかを選ぶスタイルです。
黒を着ることではなく、黒を何のために使うのか。ロンドン編では、異なる時代の反抗表現から、カルチャーをコスチュームにせず取り入れる方法を比較します。
THE NEW YORK EDIT
Preppy or Street
ニューヨーク編で比較するのは、受け継がれた価値と、自分たちで作る価値です。
Preppyでは、白シャツ、Vネックニット、テーラードボトムという正統な骨格を作り、ネクタイをスカーフへ置き換えています。基本形を守りながら、一か所だけ自分の感覚へ変更する方法です。
Streetでは、レザーブルゾンとバギーデニムで武骨な土台を作り、柄物のスカーフを頭へ巻いています。日常着の力強さを消さず、異なる文脈のエレガンスを一点だけ加えています。
同じ白シャツ、スカーフ、大きなバッグを使っていても、首元へ小さく収めるのか、顔まわりの主役にするのかで意味は変わります。
一つは、既にあるコードを自分のものへ書き換える。もう一つは、日常着から新しいコードを作る。
ニューヨーク編では、端正さとストリート性を優劣で分けず、服の価値を自分で決め直す二つの方法を紹介します。
FIND YOUR ENTRY POINT
| 惹かれるポイント | おすすめの入口 |
|---|---|
| 整った服を柔らかく着たい | Paris Classic |
| 日常着の形を大きく変えたい | Paris Avant-garde |
| 正装へ反抗的な要素を加えたい | London Punk |
| ロックを現在のバランスで着たい | London Y2K |
| 伝統的なコードを自分らしく使いたい | New York Preppy |
| 武骨さの中へ品格を加えたい | New York Street |
ONE IDEA TO TAKE WITH YOU
6つのLOOKをそのまま再現する必要はありません。
コートのフィットを緩める。アウターとボトムの丈に差を作る。タイの使い方を変える。褪色した服へ端正なバッグを加える。
一つの方法だけでも、普段の着こなしは変えられます。
自分らしいスタイルは、一つの都市や名称へ固定するものではありません。それぞれの街から惹かれた考え方を選び、自分の身体、生活、手持ちの服へ合わせていくことで形づくられます。
まずは、最も気になったスタイルから参考にしていただければ幸いです。