"JUNIOR GAULTIER" Sheer layered tie detail dress

ジャンポール・ゴルチエが展開していたセカンドラインで、メインラインよりも若々しく実験的なデザインが特徴のJUNIOR GAULTIERより、色気のある逸品をご紹介致します。

シアーのレイヤード構造と前衛的なディテールが調和した、アーカイブワンピースとなっているこちらの逸品。

首元から胸元にかけては透け感のあるソフトなチュールを重ね、立ち上がるように構築されたモックネックが顔まわりを静かに引き締めており、ゴルチエらしい“装飾と構造”のバランスが前面に現れています。程よく深いVカッティングがフロントに抜けを生み、インナーの陰影によっても表情を変化させてくれる為、スタイリングに奥行きを与える仕掛けがさりげなく施されていますね。

また、袖口にかけてはスリットとタイディテールを配しており、手元の動きに伴って布が揺れ、静と動が共存するようなムードが宿ります。この細やかな設計は、着用者の身体と衣服との関係性に詩的な流動性を与えてくれるため、日常の動作そのものをドラマティックに映してくれます。

素材はしなやかで落ち感のあるストレッチジャージーで構成されており、ボディラインを拾いすぎずに自然なドレープを描く設計のため、単体での着用はもちろん、ロングブーツやスラックスとのレイヤードにも適しています。加えて、背面には2つのホワイトボタンが並んでおり、さりげないアクセントとともに、背中からの視線にも美意識が宿る構造となっています。

サイズは40表記で、身体を締め付けずにラインを美しく拾うサイジングがなされており、ボディにフィットしながらもストレスのない可動性を叶えています。この繊細なシルエットメイキングには、JUNIOR GAULTIERならではの人体と衣服への造詣の深さが感じられます。

繊細な感性と静かなエッジを持ち合わせた方や、ミニマルな服にさりげない個性を求める方へ特におすすめで、モード性を日常へと溶け込ませたい方には最適な逸品となっております。

スタイリングとしては、光沢を抑えたウールスラックスや、シャープなラインのロングブーツを合わせることで、洗練された都会的な印象に仕上がります。また、インナーにタートルネックを重ねたり、エレガントなロングコートと合わせることで、レイヤードによる空気感の変化を愉しむスタイルにも昇華できますので、シーズンを超えてジェンダーを問わずご活用いただける逸品となっております。

是非この機会に。