"GUCCI" Michele period frill lace silk bowtie shirt

「最上の伝統を最上の品質で、過去のよいものを現代に反映させる商品作り」 というコンセプトを掲げるGUCCIより、スペシャルな逸品をご紹介致します。

シルクの持つしなやかなドレープ性を生かしながら、首元に贅沢にあしらわれたフリルレースがロマンティックな余韻を描き出すこちらの逸品。

繊細な透け感と立体的な動きを宿したレースの表情には、どこか詩的で、そして舞台衣装のような華やかささえ感じられます。

ボウタイと一体化するように設計されたレースは、クラシックな貴族の装束を思わせる意匠となっており、グッチならではの美意識が宿るディテールで、着る人に物語を纏わせるような力を与えてくれます。

特にこのモデルは、クリエイティブ・ディレクターとしてアレッサンドロ・ミケーレが手がけた時代のものであり、彼の美学を象徴する“ロマン主義とジェンダーレス”の融合が如実に表れたピースと言えますね。

身頃や袖はあえてミニマルなラインでまとめられており、その分フロントの装飾が際立つ構造となっていて、テキスタイルの重なりや陰影の繊細さが、どの角度から見ても美しく映えます。

また、しっかりとした芯を感じさせるカラーやカフスのフォルムにより、甘さに寄りすぎない均衡が保たれており、エレガンスとモードの狭間を見事に行き来するデザインバランスが魅力的です。

スタイリングとしては、マットな質感のストレートパンツや、端正なフォルムのロングジャケットを重ねることで、質感とシルエットの静かなコントラストが生まれ、性別を超えて柔らかさと意志の強さを共存させた佇まいに仕上がります。シルクやレーヨンなど、繊細で揺らぎのある素材とのレイヤードも品良く映えますので、式典や特別な場でも印象的にご着用いただけますね。

ミケーレの美学が息づく特別な時代のGUCCIでしか実現し得なかったロマンティシズムと現代性の共演を、是非この機会に。