{"product_id":"mo-000116","title":"–SPECIAL– “HERMES” 90’s-00’s Bias rib merino knit sweater","description":"\u003cp\u003e前見頃下、後見頃下部袖、左袖ほつれ有り\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e \u003c\/p\u003e\n\u003cp class=\"p1\"\u003e\u003cspan class=\"s1\"\u003e馬具工房として培われた実用性への眼差しを、衣服においても静かな気品へ昇華してきたHERMÈSより、構造そのものが美しさへ直結する極上の逸品をご紹介致します。\u003c\/span\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp class=\"p2\"\u003e \u003c\/p\u003e\n\u003cp class=\"p1\"\u003e\u003cspan class=\"s1\"\u003e編み地の流れだけでここまで豊かな造形を描き出す、極めて希少なアーカイブピースであるこちらの逸品。\u003c\/span\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp class=\"p2\"\u003e \u003c\/p\u003e\n\u003cp class=\"p1\"\u003e\u003cspan class=\"s1\"\u003eまずこの個体を印象づけているのは、通常であれば縦に整然と走るはずのリブ編みを、あえて斜めへ大きく振るように構成している点で、首元から身頃、そして裾へ向かって流れていく畝の方向が一様ではない為、平面で置いた時点ですでに強い立体感が生まれていますね。単なる厚手のニットではなく、編み地そのものが布のように身体を包み、視線を自然に中心へ導いていく設計となっている為、装飾をほとんど持たずとも十分な存在感が成立しています。\u003c\/span\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp class=\"p2\"\u003e \u003c\/p\u003e\n\u003cp class=\"p1\"\u003e\u003cspan class=\"s1\"\u003e特に前身頃は秀逸で、ネックライン付近から放射状に流れ出すようなリブの切り替えが、まるで一枚の布をねじりながら留めたような陰影を生み出しており、着用時には身体の厚みや動きに応じて表情がさらに変化することが想像できます。一般的なリブニットが縦の伸縮性や整った見え方を重視するのに対し、この個体は編みの向きを変えることで、着た時の落ち方そのものをデザインへ組み込んでいる点に大きな価値があります。静かな見え方でありながら、実際には非常に高度なパターンメイキングと編地設計が行われていることが伝わってきますね。\u003c\/span\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp class=\"p2\"\u003e \u003c\/p\u003e\n\u003cp class=\"p1\"\u003e\u003cspan class=\"s1\"\u003e首元は高すぎない立ち上がりで形成されており、タートルほど閉じすぎず、モックネックほど素っ気なくもない絶妙なバランスに整えられています。その為、顔周りに程よい輪郭を与えつつ、全体の印象を硬くしすぎず、ニットが本来持つ柔らかさを保ったまま品格へ繋げているのが魅力です。さらにそのネックから肩へかけて編み地が連続して流れていくことで、切り替え線で見せるのではなく、編みの角度だけで肩のラインを曖昧にし、構築性とやわらかさを同時に感じさせる見え方になっています。\u003c\/span\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp class=\"p2\"\u003e \u003c\/p\u003e\n\u003cp class=\"p1\"\u003e\u003cspan class=\"s1\"\u003e袖の設計も非常に印象的で、全体に対してかなり長めに取られたレングスが、単なるオーバーサイズとしてではなく、身体の先へ余韻を残すようなシルエットを作り出しています。袖にも身頃と呼応するようにリブの方向が走っている為、腕を下ろした時には縦の落ち感が強まり、動いた時には畝の陰影が豊かに変化するはずです。こうした長さの取り方は実用一点張りではなく、衣服と身体の間に生まれる空気まで含めてデザインしている証拠で、マルジェラ期のHERMÈSが大切にしていた、身体を締め付けずに美しさを成立させる思想とも強く重なりますね。\u003c\/span\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp class=\"p2\"\u003e \u003c\/p\u003e\n\u003cp class=\"p1\"\u003e\u003cspan class=\"s1\"\u003e後ろ姿もまた非常に完成度が高く、背面まで斜め方向のリブが大きく走ることで、どの角度から見ても単調さがありません。前から見た時の求心的な構成に対し、後ろはより素直に流れるような編み地の連なりとなっている為、着用者の動きに合わせてニット全体がしなやかに揺れ、重たい冬の装いにありがちな停滞感を感じさせません。厚みのあるニットでありながら、視覚的には不思議と重く見えすぎないのは、このリブの方向設計が的確に働いているからだと言えます。\u003c\/span\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp class=\"p2\"\u003e \u003c\/p\u003e\n\u003cp class=\"p1\"\u003e\u003cspan class=\"s1\"\u003e素材についても非常に価値が高く、メリノウールの中でもSUPER FINE表記が付されるほど繊細な原料を用いながら、この肉感と立体感を成立させている点は見逃せません。一般的に繊細なウールは薄く滑らかな方向へ寄せられがちですが、本個体は糸の上質さを損なうことなく、しっかりと厚みを持たせた編みへ落とし込んでいる為、見た目には豊かなボリュームがありながら、触れた時には過度な粗さが出にくいはずです。時間を経た今なおこの編地の密度と迫力が残っていること自体、素材選定と製品化の水準の高さを物語っていますね。\u003c\/span\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp class=\"p2\"\u003e \u003c\/p\u003e\n\u003cp class=\"p1\"\u003e\u003cspan class=\"s1\"\u003e年代については、1990年代後半から2000年代初頭、さらに言えば1997年から2003年頃のマルタン マルジェラ在任期へ重ねて見るのが最も自然で、その判断にはしっかりとした根拠があります。まず日本語品質表示にはエルメスジャポン株式会社の表記があり、旧JIS規格の洗濯表示が用いられている為、2016年以降の製品である可能性は棄却できますし、同時に1983年以前へ遡ることもありません。その上で、アイボリー系のロゴタグ、ループ状のサイズタグ、仏英西の三ヶ国語による原産国タグ、そして何よりこのバイアス状に構成された複雑なリブ編みと極端な分量感が、マルジェラ期HERMÈSのニットウェアに見られる設計思想と非常に強く符合しています。つまり、テキスト情報だけでなく物理的なデザイン言語までが同じ方向を指している為、この年代設定には高い信ぴょう性があると言えますね。\u003c\/span\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp class=\"p2\"\u003e \u003c\/p\u003e\n\u003cp class=\"p1\"\u003e\u003cspan class=\"s1\"\u003eこの逸品がMOODのスペシャルコレクションとして特別な位置づけを持つ理由は、単にマルジェラ期と推定できるからではなく、HERMÈSというメゾンの上質さと、マルジェラが持ち込んだ身体への自由な視点が、非常に純度高く結びついているからです。ブランドを象徴する金具や装飾へ頼ることなく、素材の質、編みの方向、シルエットの余白、そのすべてだけでラグジュアリーを語っている為、むしろ見る人の感度によって価値が深く伝わる一着だと感じます。いわゆる目立つ服ではなく、着た人の輪郭や所作を静かに美しく見せる服であり、それこそがHERMÈSの成熟した美意識と、マルジェラの思想が最も美しく出会った地点と言えますね。\u003c\/span\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp class=\"p2\"\u003e \u003c\/p\u003e\n\u003cp class=\"p1\"\u003e\u003cspan class=\"s1\"\u003eまた、厚手のニットでありながら、単なる防寒着として終わらない点も非常に重要です。編み地の流れがそのままドレープと陰影を作り、着用者の身体を包みながら線を引き直してくれる為、冬の装いに必要な温かさと、モードに必要な構築性が一着の中で無理なく両立しています。世界中のコレクターが探し続ける理由も、この説明のしやすさではなく、実際に見た時、着た時にしかわからない完成度の高さにあるはずです。MOODとしても、こうした歴史性と実用性、そして現代の装いへ接続できる鮮度まで備えた個体は、スペシャルコレクションの中でも特に強い意味を持つと考えています。\u003c\/span\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp class=\"p2\"\u003e \u003c\/p\u003e\n\u003cp class=\"p1\"\u003e\u003cspan class=\"s1\"\u003e華やかな装飾ではなく、素材と構造だけで装いを深くしたい方や、日常の延長で本当に質の高いアーカイブを楽しみたい方には特におすすめですし、ニットという親しみやすいカテゴリの中で、ここまで設計思想の見える一着はそう多くありません。着る人の性別を限定せず、身体のラインを強く規定しすぎない為、むしろそれぞれの人の所作や空気を受け止めながら、美しさを引き出してくれる存在になってくれるはずです。\u003c\/span\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp class=\"p2\"\u003e \u003c\/p\u003e\n\u003cp class=\"p1\"\u003e\u003cspan class=\"s1\"\u003eスタイリングとしては、落ち感のあるトラウザーや端正なウールパンツと合わせることで、このニットが持つ構造的な流れを素直に引き立てていただけますし、ミニマルなロングスカートやすっきりとした細身のボトムを合わせれば、上半身の分量感との対比が生まれて非常に洗練された印象へ繋がります。\u003c\/span\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp class=\"p2\"\u003e \u003c\/p\u003e\n\u003cp class=\"p1\"\u003e\u003cspan class=\"s1\"\u003e是非この機会に。\u003c\/span\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"HERMES","offers":[{"title":"Default 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